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【札幌近郊・全道各地で出張コンサート】北海道ケンハモ団in大樹町 前日編その2

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北海道ケンハモ団
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先に少しだけお伝えすると――

今回の出張コンサートは、予想をはるかに超える大盛況。

胸を張って「大成功だった」と言えるものでした。

その詳細はまた別の機会にゆっくり書こうと思います。

けれど、今回どうしても先にお話ししたいことがあるのです。

大樹町へ向かう道中、まるで物語の中の一場面のような、

“奇跡”としか思えない再会が待っていました。

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奇跡の再会 その1

出発の日の朝。

我が家近くのセブンイレブンに立ち寄ったとき、

背の高い、少しいかつい雰囲気の男性がこちらに歩み寄ってきました。

「能登さん?…能登さんですよね?」

突然名前を呼ばれ、思わず振り向くと――

「えっ!?…タケル?」

「10年ぶりですね〜!」

その瞬間、時が一気に10年前へと巻き戻ったような感覚に包まれました。

彼は、私が職員として講師を務めていた我が母校【北海道芸術専門学校】の卒業生。

こんな場所で会えるなんて、まるで偶然の魔法。

本来なら「今夜、一杯行こう!」と声をかけて、

再会の喜びをゆっくり分かち合いたいところでした。

けれど、その日は大樹町へ向けての大切な出張コンサートの旅の途中。

名残惜しさを胸に、それでも10年ぶりの再会に感謝しながら、

私たちは車を走らせ、大樹町へ向かったのです。

奇跡の再会 その2

もう一つの“奇跡の再会”は、翌朝の帯広で起こりました。

その日、奥さんとホテルの朝食を楽しんでいたときのこと。

ふと、窓際の席で食事をしていた男性が、食器を持って席を立ち、振り返りました。

――その瞬間、胸がドクンと跳ねたのです。

そこにあったのは、あまりにも見慣れた顔。

「シズ?」

「えっ?能登さん!?お久しぶりです。よくわかりましたね!」

彼は高校時代、私より2つ下の学年で、いつも明るく接してくれた可愛い後輩。

今は中標津に住んでいるはずのシズが、まさか出張で帯広に来ていたとは…。

「どうしてここに?」と尋ねられ、

「これから大樹町で出張コンサートなんだよ」と答えると、

「そうなんですね、気をつけて行ってください」と笑顔で見送ってくれました。

前日のタケルとの再会に続き、まさかの二日連続の偶然。

ただの偶然にしてはあまりに不思議で、

この旅には何か特別な力が働いている――そんな予感さえ覚えました。

奇跡の再会 その3

そして――今回の旅を締めくくる“最後の奇跡”は、

大樹町のこどもたちとの出会いでした。

北海道ケンハモ団のコンサートを聴いてくれた彼らは、

最初から最後まで、目を輝かせ、耳を傾け、全身で音楽を感じてくれていました。

そして迎えたアンコール。

曲が始まるやいなや、飛び跳ねたり、手を振ったり、

会場いっぱいに響き渡る全力の歌声で、私たちを包み込んでくれたのです。

その瞬間、私たちの胸は熱くなり、

「音楽を届けに来てよかった」という想いでいっぱいになりました。

こんなにも喜びを返してくれるなんて――

メンバー全員、心から感動し、忘れられない一日となりました。

今回の旅は、単なるコンサートの成功にとどまらず、

人と人とのつながり、そして音楽の力を改めて感じさせてくれるものとなりました。

3つの奇跡が紡いだこの物語は、きっと一生忘れられない思い出になるでしょう。

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