アニメ「機動戦士ガンダム」のレビル将軍役の声優の村松康雄さんが、
今月11日、この世を去った。91歳だった。
レビル将軍のフルネームは「ヨハン・イブラヒム・レビル」と言い、
地球連邦軍に所属し、
地球と宇宙の双方で実戦部隊の総司令官でした。
その後、自身の名前がついた艦隊が生まれるなど、
稀代の名将でした。
名言「ジオンに兵なし」
ルウム戦役で捕虜となってしまったレビル将軍。
黒い三連星に捕まったレビル将軍が、
ジオンから脱出できたのは、
オリジンでは連邦の工作隊の奇跡的な働きというより、
戦争継続を望んだ恐らくギレンの手引きによる、
策略によるものであるニュアンスだったんですけど、
これはガンダムの正史でも一番有名な名言です。
「ジオンに兵なし」
この言葉で連邦軍とジオン軍の本格的な戦争が決定的になりました。
この名言はガンダムでは有名なものでしたが、
ジ・オリジンで初めて動いている”レビル将軍”本人が発言しました。
名言「連中は・・・またモルモットにされるのかと怒るだろうがな。」
オデッサ作戦のためヨーロッパ前線基地に到着したレビル将軍が、
マチルダに対してガンダムのパワーアップメカを
届けるように指示した際の一言です。
パワーアップメカとは「Gパーツ」のことですが、
低視聴率の「機動戦士ガンダム」の視聴率の回復、
玩具メーカーとの狭間で苦肉の策として、
投入された「Gパーツ」ですが、
「Gアーマー」「Gファイター」「Gブル」「Gスカイ」と、
4種類の変形を可能にしたものでした。
レビル将軍がホワイトベース隊に新型メカのテストを任せるということは、
それなりの信頼をしていたことを表しているのか?
それとも捨て駒の1つだったのか?
どちらにも捉えることが出来そうです。
名言「ニュータイプとは、戦争なんぞせんで済む人類のことだ。超能力者達のことではない。」
レビル将軍がニュータイプについて語った一文です。
戦争が激化する中、
確実にニュータイプの活躍がささやかれ始め、
ニュータイプの戦争投入に対して、
戦争を終わらせ、平和な時代がくるのを望んでいるような言葉ですね。
しかし、その後人類はニュータイプを戦争の道具にしていきます。
レビル将軍の言うような”ニュータイプ像”であったならば、
アムロやシャア、カミーユ、ジュドー、バナージ、ウッソは、
平和の為に何か出来たかもしれないですね。
影の功労者”レビル将軍”
レビル将軍の最後は、デギン・ザビと同じくソーラ・レイの餌食となって、
壮絶な最期を迎えています。
アニメではそれほど出演が多かった訳ではないですが、
レビル将軍がいないとガンダムの世界は成り立ちませんでした。
その後、自身の名前がついた艦隊が生まれるなど、
実はガンダムに欠かせないキャラクターでした。
声優を務めた村松康雄さんお疲れさまでした。
ありがとうございました。
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