吉幾三に飛行機で“横柄な態度”告発された長谷川岳議員ですが、
北海道の夏の風物詩”YOSAKOIソーラン祭り”の創始者の1人なのは、
あまりにも有名な話だ。
現在、北海道を代表するお祭り”YOSAKOIソーラン祭り”が、
どのようにして出来たのか？を調べてみた。
よさこい祭りとの出会い
昭和の終わり頃、
愛知県に生まれた長谷川岳は、
若き日の冒険心を胸に、
北の大地・北海道へと旅立ちました。
北海道大学経済学部で学びながら、
彼の心には何か新しいことを始めたいという、
熱い思いが渦巻いていました。
ある夏の日、長谷川岳は高知の熱い土地を訪れ、
そこで目の当たりにした「よさこい祭り」の、
情熱と活気に心を奪われました。
その躍動感と人々が一体となって楽しむ姿に、
深い感銘を受けた彼は、
この素晴らしい文化を北海道にもたらす決意を固めます。
第1回「YOSAKOIソーラン祭り」が開催
北海道に帰った長谷川岳氏は、
仲間たちに高知での体験を熱く語りました。
その情熱は、彼の友人たちの心にも火をつけ、
彼らは「誰もが参加できる札幌の夏の祭りを創ろう」という、
一つの夢に向かって歩み始めました。
平成4年6月、長谷川岳と5人の大学生たちによって、
結成された実行委員会の手により、
第1回「YOSAKOIソーラン祭り」が開催されました。
この祭りは、高知のよさこい祭りの情熱と、
北海道のソーラン節の力強さを融合させた、
まったく新しい形のお祭りでした。
YOSAKOIソーラン祭りの踊りの決まりは「２つ」
- 「鳴子」を持って踊ること
- 曲にソーラン節のフレーズを入れること
この二つが守られれば踊りも曲も自由。
北海道らしく、奔放で、独創的に楽しめる祭りです。
しかし、第1回目の”YOSAKOIソーラン祭り”では、
参加者も初めてだったので、
長谷川岳氏、自らが北海道芸術専門学校（現在は閉校）に足を運び、
故増山俊一郎校長にお祭りの趣旨を説明・相談し、
参加団体の曲の依頼をしています。
札幌の夏の一大イベント
「YOSAKOIソーラン祭り」は、
今や多くの人々に愛される札幌の夏の一大イベントとなり、
その輝きを放ち続けています。
現在は最大で150人までのチームが、
札幌市内の約25の会場を移動し、
自分たちの創り上げた演舞を披露します。
踊りは、地方車（じかたしゃ）を先頭にして前進するパレード形式と、
進まずに固定して踊るステージ形式の二つがあり、
場所によって踊りの形式が変わるのも楽しみの一つです。
YOSAKOIソーラン祭りによって生まれた職業
長谷川岳氏が北海道芸術専門学校に頼んだ音楽制作は、
音楽のアレンジという新たな職業を生み出しました。
YOSAKOIソーラン祭りの曲を制作するアレンジャーです。
参加するチームが使用する曲は、
数万円から数十万円という金額になり、
数チームから曲をお願いされているアレンジャーは、
脱サラした人や、半年働いて半年バリ島で過ごすなど、
新しいスタイルの職業を生み出しました。
まとめ
一人の若者が持つ情熱が、
どのようにして多くの人々を巻き込み、
新しい文化を創造する力に変わっていったのか？
長谷川岳氏と彼の仲間たちの夢が、
今もなお多くの人々に喜びと感動を与え続けているのです。
議員となった長谷川岳氏ですが、
いつまでも人々に夢を提供できるような人でいて欲しいですね。
コメント