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名前の可愛いキョンという動物 天敵いない

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今、千葉県でキョンという動物が爆発的に繁殖しているらしい、

その数7万頭・・・

北海道ではみたことのない動物なので、

その可愛らしい姿に隠された生態と、

なぜ7万頭も繁殖したのか天敵はいないのか調べてみた。

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キョンは哺乳綱偶蹄目シカ科ホエジカ属に分類されるシカの一種です。

体長47-70cm、体高45-50cm、体重12-17kgほどで、

オスにのみ短い角があるようです。

キョンは中国や台湾などが原産で、

生態系などに害を及ぼすおそれがあるとして、

国が「特定外来生物」に指定しています。

なぜ千葉県でキョンが野生化しているのか?

それは20年以上前に勝浦市の観光施設「行川アイランド」から脱走したものが、

野生化したものだと言われています。

体長47~70cmということは小型犬から中型犬くらいの大きさで、

温かい気候も伴い着実に野生化したことで、

公園や空き家などに住み着き繁殖していったようです、

2006年には野生化しキョンは約9200頭で、

千葉県の勝浦市など南部の5市町のみだったのが、

2020年には約5万300頭までに増殖し、

17市町まで繁殖範囲が拡大して東京近郊でも目撃されていたりした。

そして、2023年にキョンはさらに急増して約7万頭まで増えているという。

近年、キョンが都市部でも増えて目撃されるようになった理由は、

キョンの行動範囲が限定されたことがあるようです。

山や公園など自然豊かで食べ物が豊富にあった場所は、

ソーラーパネルの設置などで行動範囲を狭べられ、

結果的に徐々に都市部へと移り変わり、

家庭菜園やガーデニングの野菜や果物、

庭の植木や芝、花壇の花を荒らすという農業被害が起こっています。

見た目は愛らしいキョンですが、

その容姿と違い鳴き声は可愛くないそうです。

「ギャァー!ギャァー!」とダミ声で鳴くので、

叫び声のようで全然可愛くなく不気味で

・「まるでおじさんが叫ぶような野太い声…聞いた時は驚いた」

・「とても気持ちが悪い」

・「夜も鳴くのでうるさくて眠れない…」

とも言われています。

上顎犬歯が発達しているので、

嚙まれると怪我をすることもあるようです。

キョンがここまで繁殖した理由の1つは天敵の不在です。

日本では狼が絶滅してしまたので、

キョンを捕らえて食する動物がいません。

唯一、天敵としての可能性があれば「熊」でしょうか?

それはそれで一大事です。

関東の都市部に熊なんて・・・

なのでキョンはドンドン繁殖していったようです。

現在は人間がキョンを間引いている状況ですが、

都市部が近いので銃器での捕獲は思うようにできず、

罠での捕獲がメインのようですが年間5000頭くらいだそうです。

それでも繁殖のスピードは減らせないようです。

ここまで増えてしまったキョンを減らすには、

2次利用や解体費用を考えなければならいでしょう。

キョンの皮は特別なセーム皮と言われ、

高価な革製品として扱われたりしているそうです。

たった数頭のキョンがここまで増えるなんて、

思ってもみなかったでしょうね。

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