著書「東京都同情塔」が芥川賞を受賞した作家【九段理江】さん。
喜びの中、受賞のインタビューで、
生成AIを駆使しての執筆だったと告白した。
果たしてこの生成AIを使用して書き上げた小説について、
ズルいと思う人もいるかもしれない。
選考委員の講評では
この作品「東京都同情塔」は、
「完成度が非常に高い」「エンタメ性が高い」と言われていた。
著者の九段さんもその点は驚いていて、
完成度が高いという評価をいただけるとは、
謙遜ではなく夢にも思っていなかったと話している。
技術の進歩と捉えるべきなのか
生成AIが非常に強い意味になってしまっているが、
昔は鉛筆と消しゴムで書いていたのもが、
ワープロやパソコンの普及で、
執筆が格段に速くなったのも進歩とも言えるべきだし、
パソコンやスマホの普及で、
資料の確認や収集も昔と違い安易に出来るようになったのも、
進歩とも言えるでしょう。
ならば生成AIの出現も進歩と捉えるべきなのかもしれません。
100%生成AIが書いた小説が受賞したら
もし生成AIが100%書いた小説が、
何かしらの賞を受賞するようになったら、
その賞の存在意義を考えてみるべきだと思います。
AIを駆使すると、AIに任せるでは、
別の意味になりそうじゃないですか?
大胆発言の九段さん
今回の生成AIの執筆発言は、
著者の九段さんはかなりの大胆発言だったと思います。
今の時代、AIが全く使われていないものを、
見抜くのは100%無理かもしれません。
テクノロジーの進化と、
文化や芸術ってどこに境界線を置くべきなのか、
これから議論されるところでしょうね。
まとめ
著者の九段さんは”ざっくばらん”に、
今回の受賞についての感想を述べただけかもしれません。
ズルいと思う人も現れるかもしれませんが、
正直に公表した九段さんを応援したいと思います。
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