HTBの番組「おにぎりあたためますか」で開発された、
自分で握るおにぎり3種類
- ナポリタンおにぎり
- たこやきおにぎり
- エスカロップおにぎり
どれもSNSでは好評のようですが、
1番好評なのが”エスカロップおにぎり”のようです。
【エスカロップ】という料理はどんな料理なのでしょうか?
根室のソウルフード
エスカロップは日本の最東端の街”根室”のソウルフードです。
根室という街には、
ファミレスがありません。
根室市民が食事する場所は、
街のあちこちにある喫茶店です。
その喫茶店のメニューの1番上や目立つところに、
エスカロップが載っているのです。
エスカロップの歴史
1963年(昭和38年)頃、
エスカロップは根室市の洋食店「モンブラン」のシェフが考案し、
そこで働いていた弟子の方々が、
自分で店舗を開業して根室に”エスカロップ”が広まった。
現在、エスカロップの有名店もいくつかあるが、
- どりあん
- 薔薇
- ニューモンブラン
根室のほとんどの喫茶店・レストラン・食堂で、
提供されている。
ウィキペディアには「赤エスカ」「白エスカ」と、
記載されているが、
根室出身の筆者は「赤エスカ」を見たことは今まで1度もない。
エスカロップの定義
根室のソウルフードの”エスカロップ”は、
ワンディッシュで提供される料理です。
1つの皿の上に、
- 角切りにした「筍」の入ったバターライス
- ライスの上に「トンカツ」
- そこにデミグラスソースをかける
- サラダも同じ皿に盛り付ける
お店によってはナポリタンが付いたり、
ポテサラが付いたりします。
わたしの一番大好きな店”どりあん”の
エスカロップです。
味はエスカロップを出す店の中では、
上品な味付け。
筆者が喫茶店の雇われマスター時代に出していた。
エスカロップです。盛り付け下手くそ(笑)
港町”根室”の漁師さんに料理を早く提供するのに、
1つの皿の上にすべてをのせるようになったと言われています。
お店によって味が違う
根室にはエスカロップを提供する店が10店舗以上あります。
なので根室市民にはお気に入りの、
エスカロップを出す店舗があります。
根室に行った時には、
ぜひ自分好みのエスカロップの店を見つけて欲しいです。
派生メニュー
根室には他にもいくつかのソウルフードがあります。
- スタミナライス・・・ライスの上にトンカツを載せ、野菜炒めをかけた後、目玉焼きまたは生卵を載せる
- オリエンタルライス・・・カレーピラフの上に牛サガリの焼肉を乗せ、ステーキソースをかける
- パンチライス・・・白飯またはバターライスにナポリタン、豚肉のソテーあるいは生姜焼き、目玉焼き、生野菜などを盛り合わせる
- ビドックライス・・・ケチャップライスにミートボールと生野菜を盛り合わせる
- フロレンテン・・・スパゲッティにハヤシライスのソースとホワイトソースをかけオーブンで焼き上げ、目玉焼きと温野菜を載せる
ほかにエスカロップの改良型の料理もあります。
- サンマエスカロップ・・・トンカツの替わりにサンマのフライを使用
- エビエスカロップ・・・トンカツの替わりにエビフライを使用
未だに忘れられない言葉
筆者が中学校の時、
新任の先生が嬉しそうに、
お店でエスカロップを注文するときに、
「エスカ1つ」と注文できたと言っていた。
やっと根室市民の仲間入りが出来たと喜んでいた。
「エスカ」と呼ぶのは根室市民くらいなので、
ぜひ根室に行った時には、
「エスカ」と注文してみてください。
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