よく都心部などで大雪が降り、
道路がツルツル状態になってしまいます。
冬靴を履いていない人は、
どんな歩き方をしても滑ってしまいますよね。
そんな凍った路面を溶かそうと、
【水】や【お湯】をかける人がいますが、
それはやってはイケない危険行為です。
雪国育ちの我々からしたら考えられません。
どうしてダメなのか説明し、
凍った路面の溶かす方法や、
安全に歩く方法を説明します。
お湯も冷えると凍る水
家の玄関先や歩道が凍って困っている時、
お湯をかけて溶かすという話を聞いて、
雪国育ちのわたしは驚きました。
お湯をかけるとたしかに一瞬、
お湯が掛かった場所が溶けますが、
その後周りの冷気で一気に冷やされ、
今まで以上にツルツルの状態になってしまいます。
これはスケートリンクをツルツルにする方法と同じで、
凍っている場所にお湯をかけると表面のデコボコが溶け、
綺麗な表面の氷の層ができます。
そんな方法と同じで庭先もツルツルになってしまうので、
お湯で溶かすのはやめましょう。
どうしてもお湯で溶かしたい?
どうしても手軽にお湯で溶かしたいのならば、
プラス気温がずっと続く日に、
雪がもう降らなくて、
温泉の源泉くらいの温度の大量のお湯で、
流さなければいけないでしょう。
それは隣近所に迷惑をかけてしまうかもしれないので、
気を付けましょう。
港町では
わたしが暮らしていた町(港町)では、
氷のように固くなった雪の層に、
「塩」(塩化ナトリウム)を撒きます。
しばらくすると固くなった雪の層は溶けていきます。
今回の都心部での1,2日の大雪では、
効果的だと思います。
あとは雪の降る前に(塩化カリウム)を撒くのも効果的です。
濃度により凝固点が最大約-50度程まで下がります。
そのため気温の低い厳寒地に適しています。
さらに水にとけると、
発熱する性質も持っています。
塩化カルシウムが入った融雪剤は、
降ってまもない雪を急速にとかすのに効果的です。
まずは冬靴を1足用意しよう
色々と書きましたが、
まずは夏靴ではどんな路面状態でも、
滑って転んでしまいます。
まずは冬靴を1足用意するのが1番の、
ツルツル路面対策になると思います。
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