アジアツアー中の米メジャーリーグサッカーの、インテル・マイアミは、
7日に東京・国立競技場でJリーグ1部の王者ヴィッセル神戸との、
親善試合を控えているが、
通算8度の世界最優秀選手賞「バロンドール」に輝いた、
リオネル・メッシが試合にでるかどうかは不透明になっている。
ぜひメッシの勇姿をこの目で見ていたいものだ。
親善試合の放送・配信はあるのか？
香港選抜との親善試合に出場なし
試合を主催したファッション誌タトラー・アジアによると、
通算8度の世界最優秀選手賞「バロンドール」に輝くメッシは、
負傷しない限り、
香港で行われるプレシーズンの親善試合で、
ピッチに立つ契約を交わしていたという。
しかし、メッシは脚の筋肉を痛めて終始ベンチにとどまり、
インテル・マイアミが4-1で香港選抜に勝利して試合が終わると、
チームと共同オーナーのデビッド・ベッカム氏には、
4万人近い観客から激しいブーイングが浴びせられた。
メッシの症状
アジアツアー中のインテル・マイアミは、
この冬にサウジアラビアで2試合を消化。
1月30日にアルヒラル、
2月2日にアルナスルと戦い、
香港には3日に来たばかりだった。
そうした過密日程もあってか、
メッシは脚の筋肉を痛めて終始ベンチにとどまり、
（メッシは内転筋を痛めた：マルティーノ監督）
4日の試合ではメッシやスアレスを休養させた。
インテル・マイアミを率いるヘラルド・マルティーノ監督は
「サウジアラビアでの第2戦の後に、
レオは足が腫れて目が覚めていた。
だから今日の試合には出場できなかった」
と欠場理由を説明した。
香港戦では大ブーイング
高額チケットを手にした4万人の地元ファンは黙っていない。
試合中も「カネを返せ」と盛大なヤジを飛ばしたり、
親指を下に向けたり、
観客に感謝しようとするベッカム氏に、
やじを飛ばしたりしていた。
ファンらの怒りはどうにも収まらず、
一部のファンはインテル・マイアミの宿泊する
ホテルに押しかけていた。
契約では、
「メッシは最低でも45分間はプレーしなければならないと契約にはあったはずだ」
と訴えている。
もしも、ウー氏の言う契約内容が確かならば、
インテル・マイアミと主催者側は違反を犯したことになる。
メッシの釈明
香港での事態についてメッシは
「本当に運が悪かった。
サウジアラビアでの１試合目で内転筋に違和感を覚えた。
香港では多くの人に集まっていただき、
プレーしたいと思ったが残念な結果になった。
何らかの機会を設けて香港でプレーできたら」とした。
ファンへの挨拶もなし
地元ラジオ番組のコメンテーターであるレイ・シェンデ氏は、
「メッシは複雑な怪我ではなかった」と断言。
主催者側はメッシの欠場はキックオフの10分前に知ることになった。
メッシは松葉杖を使うほどではなく、
歩けたり、走れたりはする状態であった。
少なくともフィールドに出て、
ファンに挨拶することは可能だった
とファンの言葉を代弁していた。
ヴィッセル神戸との対戦
2月7日にインテル・マイアミは国立競技場で、
ヴィッセル神戸との対戦が予定されているが
3～4日経っているとはいえ、
日本でメッシがプレーをすると、
香港に詰めかけたサッカーファンや、
関係者たちはどのように思うのだろう？
メッシは神戸戦への出場について
「今日の練習で自分のコンディションを確認する。
まだ明日、出られるかは分からないが、
ここ数日間は良くなっている感触はある」と話した。
ぜひ日本での試合に出てもらいたいが、
本当に怪我ならば無理はしないで貰いたい気持ちもある。
放送・配信の予定なし
マイアミは6日午前、東京・国立競技場で
7日に行われる親善試合・神戸戦に向けて
都内で会見を行った。
会見でリオネル・メッシは
「日本に来ることができてうれしい。
バルセロナやパリSG、アルゼンチン代表でも来ているが、
そのたびに温かく迎えてくれる。
素晴らしい経験をスタッフやチームメート共有したい。
みなさんにも楽しんでほしい。
いい結果でリーグ戦開幕への準備を整えたい」
と抱負を語った。
しかし6日夜の時点で試合の放送・配信の予定はなく、
ネット上では残念がるファンのコメントが寄せられている。
国立ガラガラ
Ｘ（旧ツイッター）では現地のスタンド風景が写真などで投稿され、
特別シートを除く一般席のチケットは
カテゴリー１：メインの４万円から
ゴール裏最上部のカテゴリー６：１万円（子ども５０００円）までが発売されたが、
試合当日になっても完売せず
出るかどうかわからないメッシの影響なのか？
空席の目立つスタンド風景に「国立ガラガラ」の声が飛びかった。
後半１５分から途中出場
インテルマイアミがＪ１王者・神戸とプレシーズンマッチ行い
９０分間で決着が付かず、
ＰＫ戦の末敗れた。
出場の可否が注目されていたメッシは
後半15分についにピッチへと立った。
すると国立に駆けつけたファンやサポーターからは
大歓声が沸き起こった。
その後は鮮やかなパスや
巧みなボールタッチなどさすがのプレーを披露。
負傷明けを感じさせない天才のパフォーマンスに
日本のファンが酔いしれた。
中国や香港のファン反応
4日の香港リーグ選抜戦では欠場し、
高額なチケットを購入したファンが「金返せ！」の大合唱。
今回、中国から駆けつけたファンも多かったことから、
日本でメッシがプレーするとすかさず反応。
残念ながら日本での試合に出場したことで、
メッシ欠場騒動はさらに波紋を広げそうだ。
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