藤井聡太王将(8冠)が菅井竜也八段の挑戦を受けた、
第73期ALSOK杯王将戦7番勝負は、
藤井聡太王将のストレート4連勝により3連覇で終えた。
ところで将棋の歩の裏の「と」は、
何の意味なのでしょうか?
「成る」
将棋の駒には特有の特性があり、
それぞれの駒には表と裏が存在します。
ゲームの進行に伴い、特定の条件下で駒を「成る」ことが許されています。
たとえば、歩兵(通常は「歩」と呼ばれます)が、
敵陣(相手方の3列)に侵入したとき、
あるいは既に敵陣に存在し移動するときなど、
その歩兵は「成る」という行動を選択することができます。
この行動を選択することで、
最弱な一般的な歩兵は「と金」(通常は「と」と略して呼ばれます)という
新たな駒に超進化します。
「と」の意味は
「となる」あるいは「等しい」を示しています。
これは歩が「と金」に成るとき、
その動きが金将(通常は「金」と呼ばれます)と
同等になることを示しています。
具体的には、歩が「と」に成った場合、
前方、右前方、左前方、右方向、左方向、そして後方の
計6方向に進むことが可能となります。
「金となる」あるいは「金と等しくなる」ということで、
歩の後ろには「と」と描かれているようです。
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