朝ドラ「ブギウギ」出演で知名度も一気にアップした、
漫才コンビ、メッセンジャー・黒田有さんが、
生前葬を開催したようです。
生前葬はここ数年前からよく聞きますが、
なぜ生前葬をするのでしょうか?
主催者によっては面白い演出や、
ライブのような生前葬もあるようです。
生前葬のメリットとデメリットを含め、
どんなものがあるのか調べてみました。
面白い生前葬
生前葬は主催者によっていろいろな形式があるようです。
パーティー形式のものや、
ライブ形式のもの、
本当のお葬式みたいなものから、
とにかく演出はその主催者(本人)のご希望通りに、
出来るのが1番の魅力のようです。
メリットとデメリットについて
生前葬のメリット
- 意志表明ができる:生前に自分の葬式の方法を決められるため、家族の負担が軽減される。
- 葬儀費用の負担軽減:生前に葬儀費用を準備できるので、家族の経済的負担が軽減される。
- 葬儀の演出:自分でこんな葬儀にしたい友人に楽しんで貰いたいなどを演出を事前に考えて行えます。
生前葬のデメリット
- 死後の心理的ショックが大きい:生前葬を体験したため、本当に亡くなった時のショックがより強く感じるかもしれません。
- 宗教上や文化上の問題:一部の宗教では生前葬を認めていない処も在り、宗教上や文化上の問題が起きる可能性もある。
- 法的問題:生前葬に関する法律上の定めが不十分な国もあるため、法的問題が起きる可能性があります。
生前葬を検討する上で注意が必要なポイント
- 【宗教上の問題に注意する】自分や家族の宗教観念と生前葬が衝突しないか確認する。
- 【法律上の問題をチェックする】生前葬に関する法律的な規定と整合するか確認する。
- 【心理的影響について医師と相談する】本人や家族の心理的負担度を医師と話し合う。
- 【葬儀社と話し合う】 実施方法と費用について葬儀社と慎重に検討する。
- 【家族の意見を聞く】 家族一同の理解と協力が得られるか確認する。
- 【自分の意思表明能力に注意する】重症時の意思表明能力は保持できるか。
生前葬をする場合の具体的な手続きは?
- 生前葬を希望する旨を家族に伝える
- 葬儀社と打ち合わせを行う
- 自分の意向を文書で残す(生前記念葬)
- 葬儀費用を準備する(生前支払い)
- 葬儀日時や式典内容を決める
- 宗教団体への相談(必要に応じて)
- 法律事務所と相談(生前記念葬の法的効力)
- 生前葬当日
- 遺影の使用
- 遺影の前で弔辞
- 慰霊塔や墓石の使用
- 生前記念葬証明書の取得
- 残された家族へのサポート
以上が生前葬の主な手続き流れです。
必ずしもこれでなきゃダメという事ではありませんが、
自分の住んでいる自治体などに相談するのもいいと思います。
宗教団体や法律面での問題がないか、
家族の理解と合意を得られるよう注意が必要です。
生前葬の費用
生前葬の手続きにかかる費用は、
施設や地域、
式典の規模など条件にもよりますが、
概ね以下の範囲だと思われます。
- 生前記念葬証明書取得費:数千円~1万円程度
- 遺影作成費:1枚数千円~5万円程度
- 弔辞原稿作成費:数千円~1万円程度
- 弔辞朗読費:1万円~3万円程度
- 礼花代:1面数千円~3万円程度
- 弔問札作成費:1通数百円~1,000円程度
- 弔問札送付費:数十円~100円程度
- 施設使用料:1時間数万円~10万円程度
- 司会進行料:数万円~10万円程度
追加で墓地所有権取得費や、
慰霊塔建立費などが必要な場合もあります。
施設や葬儀社に直接相談し、
自分の要望や予算内で検討してください。
生前葬はどんな人におススメなのか?
- 【重度の病状が続く人】長期の療養生活の末に死を覚悟している人
- 【意思表明能力が強い人】生きているうちに自分の意向が伝わる人
- 【家族の負担を軽減したい人】経済的・精神的負担を家族にかけたくない人
- 【宗教上や文化上適している人】関係宗教団体が認めている地域の人
- 【自分の人生の一部として死を受け入れたい人】生と死の連続性を体験したい人
- 【家族との絆を最後まで大切にしたい人】家族と過ごす時間が残されている人
ただし家族の同意と医師の許可が必要だったりしますので、
宗教観や法律面でも問題ない人が、
生前葬を考えてもいいのかなと思います。
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