夏が過ぎ、紅葉が進みコンビニコーナーが秋一色になってくると、
干し芋の時期だな~と思ってしまいます。
スーパーで売っている干し芋は大体200gで500円~2500円くらまで、
価格に幅があり、あれもこれも食べてみたいと思っちゃいます。
もし、自宅で干し芋が作れたらお腹いっぱい食べることができますよね。
作り方をしらべてみました。
ホクホク食感しっとり食感どちらが好き?
干し芋の原料”さつまいも”には、
「ホクホク系」「しっとり系」の2つに分かれます。
ホクホク系のさつまいもには「坂出金時」「紅あずま」「鳴門金時」
しっとり系のさつまいもには「シルクスイート」「紅はるか」
干し芋はどんなさつまいもの品種でも作れるようです。
一時期はしっとり系のさつまいもばかり人気でしたが、
ここ数年ホクホク系のさつまいもも注目されています。
干し芋に最適な大きさは?
干し芋に最適な大きさは小さめな物の方がいいようです。
形の悪いものでもいいので、
ゆでる時に鍋に丸ごと入るサイズにしましょう。
掘りたてよりも寝かせたものを
さつまいもは掘りたてではなく、
1ヶ月ほど寝かせたもののほうがよいです。
いも類は寝かせるとデンプン質がブドウ糖に変化して
甘みが倍増するようです。
保存する方法は2枚重ねした新聞紙で、
さつまいもを1本1本包み、
風通しの良い日の当たらない涼しいところに、
1ヶ月ほど置くといいようです。
(売っているものはすでに寝かせている可能性があるようです)
まずは丸ごと茹でましょう
では作り方です。
さつまいもを鍋にいれます。
水はさつまいもが隠れるくらいたっぷり入れましょう。
そして、水から茹でていきます。
中火で茹ではじめ、沸騰したら弱火で25~40分ほど茹でます。
(ここで注意)
切ったり、皮を剥いたりするのはやめましょう!!いもの旨味がすべて抜けてしまいます。いもは柔らかくなればいいようですが、蒸して柔らかくするのは大丈夫ですが、レンジでの加熱は干し芋には不向きなのでやめましょう。
柔らかくなったらザルにあげましょう
いもに竹串などがス-ッと通るくらい柔らかくなったら、
ザルにあげて、手で持てるくらい温かさになるまで冷まします。
茹で加減は少し茹ですぎくらいにしておくと、
柔らかい干し芋になります。
加熱が足りないと固い干し芋になってしまいます。
皮を剥きましょう
次の工程は冷めたさつまいもの皮を剥きます。
いもが冷めたらいもの両方の先端を切ってしまい、
皮を剥きます。
皮付近には旨味があるので、
包丁などをつかって薄く剝きましょう。
手で剥いても構いませんが、
出来るだけ皮を剥くのが美味しい干し芋にするポイントです。
さつまいもを切りましょう
次に皮を剝いたいもを切っていきます。
1cm幅くらいで斜めに切っておくと、
食べ応えもあって、
程よくしっとりとした干し芋に仕上がるようです。
小さく縦に切ったりすると、
表面積が小さくなり固い干し芋になってしまうようです。
天日干しにしましょう
切ったさつまいもをザルに重ならないように並べて、
2日~1週間は天日干しにします。
なので仕込む日は天気予報を見て、
向こう1週間晴天な時を狙って仕込みましょう。
干すときは陰干しではなく、
直接太陽の陽射しが当たる場所で干しましょう。
できれば干し網などにいれると、
動物や虫除けにもなってよいです。
何日くらい干せばいいでしょう?
空気が乾燥して良く晴れたのであれば、
2日程度で食べ頃の干し芋が完成します。
途中で曇ったり太陽が当たらなかったりすると、
3日~1種間程度かかったりもします。
いもが重なったり、天気が悪いから部屋干しなどをすると、
カビが生えることがあるようなので、
頑張って天日干しにしましょう。
ちなみに夜は風通しの良く寒い場所に置いて、
暖房が効いた部屋は避けましょう。
丁度良い干し具合は?
干し具合は人によって好みも違うと思いますが、
太陽の下で天日干し2日ほどで、
表面が乾いて、いもの中身が半生のような状態の干し芋になります。
そのまま食べるよりも、
ストーブの上で焼いたり、火であぶったり、
工夫してみると美味しくたべられます。
(バターをつけて食べてみる方法もあるようです)
保存方法は?
保存袋に入れて空気を抜いて袋の口を閉じて、
冷蔵庫で保存するといいでしょう。
保存期間は4日~1週間で、
食べきれる量だけを作って食べきりましょう。
冷凍庫ならば1ヶ月くらい保存はできるようです。
まとめ
手塩にかけて作った干し芋は格別でしょう。
しっとり系のさつまいもを使うと、
もっちりとした食感と甘みがギュッと凝縮された干し芋になる。
ホクホク系のさつまいもを使うと、
もっちりとした食感は少なく固めな干し芋になります。
1度作るとハマってしまう干し芋作り、
ぜひ天気予報をチェックして、干し芋を作る日を決めてみてください。
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