『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』は、
士郎正宗原作のSF・テレビアニメで、
監督には押井塾出身の神山健治。
アニメーション制作は映画版同様、Production I.G。
音楽には菅野よう子。
そして原作者である士郎正宗もプロットを書き起こし、
タチコマのデザインを行っている。
現在【2月3日(土)23:59まで】youtubeで
「笑い男事件」本編を期間限定配信している。
背景:あらすじ
西暦2030年、電脳化が一般化され情報ネットワークが高度化する中で、
光や電子として駆け巡る意思を一方向に集中させたとしても、
「孤人」が複合体(コンプレックス)としての
「個」となるまでには情報化されていない時代。
複雑化する犯罪に対抗するため、
内務省直属の独立防諜部隊として設立された
「公安9課」(通称「攻殻機動隊」)の活躍を描く。
笑い男事件
セラノ社の社長、瀬良野誘拐に始まる連続企業脅迫事件。
犯人はリアルタイムに周囲の人間の電脳を書き換えることができる
特A級のハッカーであり、
自らの姿をテレビに露出しながらも、
それを「笑い男のマーク」と呼ばれるシンボルで上書きし、
マスクしてしまう。
被害企業には多額の身代金が要求され、
最終的に笑い男自ら終結宣言を出して姿を消し、
迷宮入り事件となった。
6年後 笑い男の復活
6年後、「公安9課」のトグサは、
旧友の刑事・山口から警察内部の不穏な動きについて、
相談したいと連絡を受ける。
だが山口はそのまま謎の妨害によって自動車事故という形で暗殺される。
公には事故死となった中、
不審を抱いたトグサは、
荒巻の了解を得つつ、
山口が自分に託した数枚の写真を手がかりに捜査を始める。
山口は6年前に起こった連続企業脅迫事件、
通称「笑い男事件」の特捜部に所属しており、
公安9課もまた改めてこの事件に着目する。
スタンド・アローン・コンプレックス
最終話において、
オリジナルの笑い男(=アオイ)を離れて
模倣犯が続出した笑い男事件を総括して草薙素子が名付けた造語。
劇中において電脳技術という新たな情報ネットワークにより、
独立した個人が、
結果的に集団的総意に基づく行動を見せる社会現象を指し、
孤立した個人(スタンドアローン)でありながらも
全体として集団的な行動(コンプレックス)を取ることを意味する。
スタンド・アローン・コンプレックス化が進むことによって
最終的に社会から個性が消失する可能性があるが、
草薙は並列化されたタチコマたちが個性を獲得した現象を元に、
「好奇心」が解決の糸口になるのではいかと推測する。
何度みても発見がある
このアニメは未来の世界でSF要素も多いので、
1度見ただけではすべてを理解できないかもしれません。
それだけ物語が奥深く、
しっかりとした歴史背景や設定が行われています。
2024年2月1日が「笑い男事件」発生の日として、
youtubeで「笑い男」本編期間限定配信【2月3日(土)23:59まで】しています。
見たことない人も、
過去に観たことある人も、
もう1度、観れるチャンスです。
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