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青森山田高のロングスローは何で非難されるのか?

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2大会ぶり4度目の全国高校サッカー選手権優勝を果たした、

青森山田(青森)に対して、

決勝から一夜明けた9日になっても、

SNSやネット上では、

その戦術に対する賛否の意見が飛び交い、

波紋が広がっているようだ。

ロングスローロングボールを駆使した攻撃だけでなく、

フィジカルの強さを生かした球際の攻防も、

ファウルまがいのプレーが多いとしてバッシングの対象になっているようだ。

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初優勝した2016年度以降の8大会で、

実に6度も決勝に進んでいる、

高校サッカー界の”王者”といってもいいと思う。

青森山田の代名詞でもあるロングスローと、

高校生離れしたフィジカルの強さが、

青森山田高校の強さと言えるだろう。

最近の日本サッカーは世界でも通用する選手が増えてきた。

なぜなのか?

それはフィジカルが強くなったのが1つに上げられます。

ひと昔ふた昔の代表選手ですら、

海外の選手にぶつけられると、

簡単に転んでしまうフィジカルの弱さがありました。

しかし、青森山田高校の選手は徹底的に、

フィジカル部分を鍛え上げ、

ロングスローやロングボールに、

絶対的なアドバンテージを持てるようにしているのです。

日本サッカー選手は高校生までならば、

ほかの国の選手たちと遜色なく戦えます。

しかし、フィジカル勝負では劣勢なのは否めません。

日本は技術を先に教え込まれ、

フィジカルは2の次のような風潮があります。

しかし、青森山田高校の選手たちは、

フィジカルもしっかりと身に着けているから、

多少荒っぽい感じに見えるのかもしれません。

ロングスローはルールブックにダメとは書かれていません。

狙ったところにボールを入れることができる、

作戦の1つです。

青森山田高校の選手のフィジカルの強さがあるからこそ、

ロングボールが武器になっているのです。

しっかりとした足元の技術、

選手全員の意思疎通がされている作戦、

ピッチ上のさまざまな状況を選手の判断力、

そんなサッカーができる青森山田高校の武器の1つが、

ロングスローなのだ。

中高一貫の青森山田では、

寮生活を送りながら6年間にわたって、

過酷な環境を承知の上で選手たちが入学してくる。

大半の選手が鉄の鎧を身にまとう。

球際の攻防でファウルを指摘する声が少なくないのも、

あまりにも歴然としている、

フィジカルの差が関係しているからだ。

常にプレミアリーグの頂点にすえられている目標は、

テクニックに長けた、

Jクラブユース勢を打ち負かすには、

歯を食いしばって作り上げた屈強な体を土台として、

テクニックを融合させていく、

それが青森山田高校の伝統になっている。

昔は個人で相手を抜き去っていくというスタイルがあれば、

キラーパス1本で相手を仕留めるサッカーもあった。

セクシーサッカーと言われたパスサッカーもあったし、

ミドルシュートを多投する時代もあった。

ロングスローはそんな時代の1つの流れに過ぎないと思う。

注目度が高くなる分だけ“アンチ・青森山田”も増える。

それは仕方ないことだと思う。

それでも今大会で警告および退場処分がゼロの青森山田は、

優勝とともにフェアプレー賞も受賞している。

1つの流れとして今の青森山田高校のサッカーがあると思うので、

また次の流れの高校サッカーが現れてくることを楽しみにしたい。

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