春の選抜高校野球が始まり、
外気温は寒いままだが、甲子園では熱い戦いが始まった。
熱戦に注目を集める一方で、
開幕戦から今年導入された新基準のバット、
「低反発バット」が話題を集めた。
低反発バットって何?
この低反発バットとはどんなバットなのでしょうか?
今春から導入された金属バットで、
2019年に反発性能の見直しに着手されたもので、
打球による投手の受傷事故の防止や、
打高投低での球数増加による投手の肩、肘の負担軽減などが目的。
最大直径67ミリから64ミリと細くなっただけでなく、
打球部の金属は従来の3ミリから4ミリに厚くなり、
反発性能が抑えられたものとなっているようだ。
投手の投球数を減らす為として
甲子園では数年前にも投手の負担、選手たちの負担を減らす為に、
タイブレークを導入した。
同点で9回を終えると、
10回表からはノーアウト1,2塁からリスタートし、
試合の早期決着を促すルールに変わっている。
夏の大会ではグラウンドレベルの気温が35℃以上にもなり、
選手の健康不安をする声を受けての処置でもある。
甲子園最長試合
1933年8月19日に行われた、
第19回大会準決勝、明石中(兵庫=現明石)-中京商(愛知=現中京大中京)では、
延長二十五回に及ぶ死闘が繰り広げられたものが、
最長試合となっている。
投球数は吉田336球、中田247球で両者完投であった。
試合終了時、スタンドの観衆はそのとき総立ちとなり
、帽子や座布団が乱れるように舞ったといわれる。
甲子園延長再試合
2003年の第85回大会における、
全国高等学校野球選手権福井大会1回戦「大野東対敦賀気比」の試合では、
延長15回規定により5対5で引き分け。
翌日の再試合でも延長15回規定により3対3で引き分けとなった。
雨天順延を挟んだ翌々日の再々試合で、
敦賀気比が6対1で大野東に勝利した。
総イニング数39回、試合時間は8時間42分に及んだ。
試合をみた感想は
第1試合の「八戸学院光星-関東第一」では、
長打がわずか1本しかなく、
SNSでは試合中から
- 「飛ばない」
- 「想像以上に低反発」
- 「飛距離もそうだけどゴロになると打球が死んでる」
- 「打球が上がらない」
などの声が上がり、思った以上に影響はあるようだ。
選手からも
低反発バットについて、
関東第一の高橋主将は「芯で捉えなきゃ飛ばない印象です」語り、
八戸学院光星の洗平は、
「詰まった打球は本当に飛ばない。芯を捉えると頭を越えてしまうのがある。判断ミスとか起きやすいと思う」と語った。
これからも甲子園での熱戦が続きますが、
低反発バットが試合に与える影響も、
出てくると思います。
とりあえず怪我なく無事大会を迎えて欲しいですね。
コメント