世間を騒がせた薬物事件から4年余り。
沢尻エリカが表舞台に帰ってきた。
沢尻の女優復帰作にして、
初の主演舞台『欲望という名の電車』は
アメリカの劇作家、テネシー・ウィリアムズの、
名を世に知らしめた不朽の名作。
今回の復帰には薬師丸ひろ子さんの後押しもあったようです。
そんな沢尻エリカさんと薬師丸ひろ子さんの
2人の共演は何の作品だったのでしょうか?
復帰の後押しに薬師丸ひろ子からの”のれん”
沢尻さんの楽屋口には、
青地に白い文字で彼女の名前が書かれた
”のれん”が掲げられているのですが、
その”のれん”は沢尻さんが、
尊敬してやまない薬師丸ひろ子さんからの贈り物だった。
沢尻と薬師丸の出会いは約20年前。
2005年に放送された初主演ドラマ『1リットルの涙』の共演がきっかけで、
それから2人の共演はありませんが、
沢尻さんのことを思った薬師丸ひろ子さんからの、
復帰を応援する心の籠った品物だったようです。
尊敬する薬師丸ひろ子
ドラマは最終回の視聴率が20%を超える大ヒットを記録し、
沢尻さんの出世作となった『1リットルの涙』ですが、
当時を振り返った沢尻さんは薬師丸ひろ子に対して、
《当時19歳だった私は、役や台詞へのこだわり方、
俳優としての矜持、そして品格。
演技の素晴しさはもちろんですが、
それらすべてを備えた彼女の姿に感銘を受けたことを覚えています》
と語っている。
新たな役への扉を開いてくれた沢尻エリカ
薬師丸ひろ子さんも実は沢尻エリカさんに、
ある1つの恩のような理由があります。
それまでの薬師丸ひろ子さんは、共
”セーラー服と機関銃”の印象も強かったのか、
なかなかファミリードラマのハマリ役が少なかったのですが、
この沢尻さんの母親役ならばやってみたいと、
『1リットルの涙』で初の母親役にチャレンジしました。
沢尻さんと共演する中で、
新たな女優としての扉を開かせてもらったと感謝の気持ちを、
テレビのインタビューで語っていました。
4年越しの復活劇
そんな2人の絆ともいえる”のれん”を受け取った、
沢尻さんは稽古にも一層熱を入れて取り組み、
すさまじい集中力を発揮して役作りに没頭し、
稽古の2日目にはほとんどのセリフが頭に入っていたそうです。
現場では誰よりも早く稽古場に入り、
若手の役者に“こんなふうに演じてみたら?”とアドバイスするなど、
この舞台に掛ける意気込みが、
本番のカーテンコールで感極まった涙ぐむ沢尻エリカさんの姿になったのかもしれません。
無事に千秋楽まで走り抜けた
芸能活動を再開した俳優・沢尻エリカが主演・座長を務めた、
舞台『欲望という名の電車』が、
25日に大阪・森ノ宮ピロティホールで千秋楽を迎えた。
会場は全員がスタンディングオベーションとともに
「おかえり」という声援が送られると沢尻は涙した。
カーテンコールで沢尻は感謝の思いとともに
「これからも、人として役者として成長していけるように一歩一歩頑張ります」
と決意を新たにした。
まとめ
本当に素敵な女優さんなので、
NHKの「麒麟がくる」の降板は残念でしたが、
また、テレビでその姿を観れる日がくるのを、
楽しみに待ちたいと思います。
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