【キャプテン翼】の作者、高橋洋一先生が、
体力の衰え実感で43年に幕…今後の物語はネームなど制作継続。
連載もリアル時間とのギャップが埋まらず、
翼くんのワールドカップ制覇は、
高橋先生の手で描かれないものになった。
今後はネームなどは継続して制作していくという。
キャプテン翼とは?
『キャプテン翼』は、高橋陽一による日本のサッカー漫画。
及びそれを原作にした派生作品。
「ボールは友達」が信条の主人公・大空翼をはじめ、
ひた向きにサッカーに打ち込む少年達の姿を描いた漫画であり、
プロサッカー選手となる多くの選手達に影響を与えた。
フランス代表のジネディーヌ・ジダンやキリアン・エムバペ、
アルゼンチン代表のリオネル・メッシ、セルヒオ・アグエロも、
キャプテン翼のファンで影響を受けたと公言している。
数年前パリサンジェルマンが来日して行われたイイベントで、
サプライズゲストとして高橋陽一先生が登場し、
その場で描く翼の絵に夢中になり、
イベントそっちのけで少年のように高橋先生の、
筆の動きに集中していた。
バルセロナ入団に抗議
2001年から連載された『キャプテン翼 ROAD TO 2002』では、
主人公の大空翼がスペインのFCバルセロナでプレーする姿が描かれた。
当初、主人公の翼は架空のクラブ「バルセロナ」に所属する設定であったが、
彼を実際のFCバルセロナへ移籍させ、
公式にFCバルセロナの選手にするコラボレーションが企画された。
これに対して、FCバルセロナと伝統的に、
ライバル関係にあるレアル・マドリードの幹部が
「なぜ、我がクラブに翼を入団させなかったのか」と
高橋陽一先生に抗議したといわれている。
みんなが真似した必殺技
キャプテン翼といえばみんなが真似をした必殺技ではないだろうか?
翼くんの必殺技の代名詞「ドライブシュート」と「オーバーヘッドキック」
日向くんの必殺技は「タイガーショット」「ネオタイガーショット」
立花兄弟の「トライアングルシュート」「スカイラヴハリケーン」
ほかにも早田くんの「カミソリシュート」、新田くんの「隼シュート」
海外のライバルも様々な必殺技を使いこなす。
そんなところが魅力の1つでもあった。
怪我を押して試合に出る美学
キャプテン翼では翼くんが怪我をしても、
試合に出続けて頑張るといったケースの試合が、
いくつもあったが、
実際のクラブ活動でも怪我を押して試合に出ることが美学のようになってしまい、
怪我を悪化させるというケースがあったようだ。
この先40年もかかる計算
高橋先生の頭の中には『キャプテン翼』の、
一応の目安の最終回までの構想があるようです。
現在『キャプテン翼マガジン』で連載中の、
オリンピック編『ライジングサン』の、
その先のシリーズまで含めて最終回までを計算すると、
すべて漫画化するにはこの先40年以上かかってしまうかもしれない。
それを実現させるのは現実的ではないと感じた一方、
たとえばネーム(漫画制作の元となる絵コンテのようなもの)などの形で、
“物語”を残すことだけに集中すればできるかもしれない。
現在60歳を超えた高橋先生は考えたようだ。
ぜひ翼くん達がワールドカップを掲げるところまで、
物語を進めて欲しいです。
キャプテン翼マガジン
現在、キャプテン翼を掲載している
【キャプテン翼マガジン】は、
4月初旬発売予定の『キャプテン翼マガジンvol.20』の、
話をもって最終話&最終号となるようだ。
その先は未定だが、
高橋先生原作の作画が別の人にお願いする形で作品は残るのではないでしょうか?
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